拡大する写真・図版「ズーム爆撃」を受けた時のミーティング画面。発表者(右)も何が起きたかわからず、きょろきょろし始めた(画像の一部を修整しています)

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 新型コロナウイルス対策で利用者が急増しているテレビ会議システム「Zoom(ズーム)」をめぐり、不審者が割り込んで会議などを妨害する通称「Zoombombing(ズーム爆撃)」が世界的に広がった。

 一体、何が起きていたのか。日本で被害を受けた利用者が、その一部始終を朝日新聞記者に語った。さらに取材を進めると、会議や遠隔授業などの動画がネット上に大量にアップされ、非公開のものまで「丸見え」状態にあることがわかった。

画面が突然「真っ赤」に

 「最初は何が起きたのかわからず、混乱しました。画面に変な落書きがいっぱい表示され、そのあとは英語や韓国、中国語みたいな言葉が突然聞こえてきて……」

 一般社団法人「NoCoders Japan協会」の理事、高橋翔さん(33)は苦笑まじりに当時の様子を振り返った。

拡大する写真・図版自らが受けた「ズーム爆撃」について話す高橋翔さん=2020年4月6日午後3時58分、東京都中央区、須藤龍也撮影

 被害を受けたのは3月28日午後。「プログラムコードを書かなくてもアプリが作れる」という協会の取り組みについて説明するオンラインミーティング中の出来事だった。

 発表者が話を始めて50分ほど過ぎたころ、プレゼン資料が投影された画面の真ん中に、一本の赤色の線が縦に走った。その直後、いく筋もの太い線が画面中央に描かれていった。

 「何か、赤い字が……」。発表者はつぶやき、言葉に詰まった。画面右脇には発表者が運営スタッフを探してキョロキョロする様子が映し出された。そのうちい赤い太線はさらに増え、画面いっぱいに広がった。気持ちを落ち着かせながら、再び話し始める発表者。今度はそこへ意味不明な音声が割り込んだ。

オンライン会議を妨げる「ズーム爆撃」。克明に記録された妨害行為の様子は動画でご覧ください。さらに取材を進めていくと、ズームの録画機能に潜むもう一つの問題も見えてきました。

 数人の男女とみられる声には、…

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