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 奈良県は8日、新たに20代の男女2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は計30人になった。また、これまで奈良市以外の感染者の居住地は「中和保健所管内」などと管轄の保健所名のみの公表だったが、今回から市町村名を明らかにした。

 県によると、感染が確認されたのは20代の女子大学生(香芝市)と20代の自営業兼飲食業勤務の男性(大和郡山市)。いずれも軽症で感染経路は調査中。女子大学生は3日に味覚異常の症状が出た。発症前に大阪市内の居酒屋を利用していた。男性は大阪市内で勤務しており、1日に発熱やせきの症状が出たという。

 県内の感染経路不明者は計11人になった。鶴田真也・医療政策局長は「感染源は特定できていないが、勤務などで大阪に外出した人の感染が増えている。不要不急の外出は自粛をお願いしたい」と呼びかけた。

 県は感染者の住む市町村はこれまで「個人の特定につながる可能性がある」として明らかにしてこなかった。公表に転じた理由について、鶴田局長は「感染者が増加すると、軽症者はいずれ自宅や宿泊施設での療養となる。その際は市町村と連携した上で感染者を支援する必要がある」と説明した。これまでの感染者の居住地については公表しないという。(根本晃)

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