首相「政治判断の責任は自分に」 会見翌日、文書で回答

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 新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、安倍晋三首相は8日、自らの判断で一斉休校などの要請をしながら、緊急事態宣言を出す結果となったことについて、「政治判断の責任は、自分にある」と答えた。朝日新聞が提出した質問書に対し、文書で回答した。

 朝日新聞は質問書で、首相が2月に要請した一斉休校やイベントの自粛を経ても感染拡大を抑えられず、緊急事態宣言を出すに至った責任について質問した。首相は回答書で自身の責任を認めつつ、「命のかかわる最悪の事態に至らないようにするべきであると考える」と答えた。

 7日にあった首相の記者会見では、朝日新聞記者は挙手を続けたが指名されなかった。会見が1時間余りで打ち切られた際、司会者が書面での質問を受け付けるとの提案をしたため、朝日新聞は翌8日、首相官邸報道室を通じて三つの質問を提出。同室から「公平性の観点から1社1問まで」との要請を受けたため、「質問がある以上、回答するべきだ」と伝えつつ、質問を一つに絞って再提出した。

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