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 11月の米大統領選に向けた民主党の候補者争いで8日、バーニー・サンダース上院議員(78)が撤退を表明することを明らかにした。ジョー・バイデン前副大統領(77)が予備選で連勝を重ねるなか、逆転は難しいと判断したとみられる。これにより、トランプ大統領と本選を争う民主党の候補がバイデン氏になることが確実になった。

 バイデン氏は予備選などで当初苦戦していたが、2月末から連勝を重ねていた。サンダース氏にはまだ逆転の余地もあるが、新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、予備選も次々と延期され、選挙活動も実質的に停止を迫られている。サンダース氏は、これ以上民主党の候補者指名で争うことは、逆効果になると判断したとみられる。

 ニューヨーク・タイムズのまとめによると、バイデン氏はこれまでに1217人の代議員を獲得し、サンダース氏の914人に約300人の差をつけていた。1991人の代議員を獲得できれば、候補者指名が内定する。(ワシントン=香取啓介)