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 長崎県川棚(かわたな)町に計画されている石木(いしき)ダムで水没する川原(こうばる)集落の公民館の内壁には祠(ほこら)があり、聖徳太子の像がまつられている。

 作家のいとうせいこう(59)はダム現地を見たいと2015年秋に訪れ、太子堂を見て驚いた。仏像好きのいとうも、仏教興隆に尽くした太子の信仰がこんな形で続く場所を他に知らないという。

拡大する写真・図版「『石木』を転換できれば、日本にも光明がある」と語る、いとうせいこう=3月17日、東京都千代田区内幸町

 年配の住民は親鸞のお経・正信偈(しょうしんげ)をそらんじ、通夜を自ら仕切ることもある。いとうは思う。

 「代々、土地の文化を受け継ぎ、誇りをもって生きてきた、まさに日本人。その倫理でダムに反対している。彼らを“切る”ことは『日本人』を“切る”こと」

 石木ダムは川棚町の隣、佐世保…

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