[PR]

 新型コロナウイルス禍による需要の伸びで、政府から補助を受けてマスク生産を始めたシャープ三重工場(三重県多気町)の正門前で9日、フィリピン人の派遣労働者ら約40人が「私たちに作らせて」と、仕事を求めてデモ活動をした。

 シャープは3月下旬から1日約15万枚のマスクを製造。今後、増産をめざす。一方、液晶パネルの需要落ち込みで、2018年には亀山工場の外国人労働者が雇い止めにあい、19年からは三重工場で働く外国人労働者の勤務日数が減らされているという。

 フィリピン人による労働組合「シャープ・ピノイ・ユニティ(SPU)」のラケル・ガルシアさん(44)によると、月に約20万円あった手取りが6万~7万円に減少したという。

 SPUが加盟するユニオンみえはこの日、戴正呉社長あてに組合員を優先的にマスク製造ラインで働かせることなどを求める要求書を出した。鈴木英敬知事には、経済活動の萎縮を口実にした解雇や雇い止めがないよう事業主への周知徹底を求める要請書を出した。(中川史)