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 新型コロナウイルス感染症の治療薬として期待される「アビガン」について、富士フイルムは9日、米国で行っている臨床試験(治験)を「フェーズ2」に進めると発表した。フェーズ2では、少数の患者に投与し、効果や安全性を確かめる。今回は50人の新型コロナ患者に投与する予定という。

 試験で問題がなければ、多数の患者に投与する最終試験である「フェーズ3」に進む。アビガンは、日本では2014年に抗インフルエンザ薬として承認を受けている。

 新型コロナ感染症にはまだ治療薬がなく、世界で開発が進められている。世界保健機関(WHO)などは抗HIV薬として開発された薬などの効果を確かめる臨床研究を進めている。日本政府は新型コロナ対策としてアビガンを200万人分、備蓄する方針だ。