人気ゲーム「パワフルプロ野球」のトッププレーヤーが、最速163キロを誇るロッテのドラフト1位ルーキー・佐々木朗希(岩手・大船渡高)を操作したら、どうなるのか――。新型コロナウイルスの感染拡大の影響でプロ野球の開幕日が決まらない中、eスポーツの世界では「バーチャル開幕戦」と銘打った企画が行われた。佐々木朗は、本来の開幕カードの相手になるはずだったソフトバンク打線に立ち向かった。
拡大する「バーチャル開幕戦」のメインビジュアル
ロッテのプレーヤー・下山祐躍は悩んでいた。試合前に設けられた練習時間中のことだ。コンピューターを相手にした対戦で佐々木朗を登板させたところ、制球力が「F」と下から2番目に低かったため、ばらつきが目立ったのだ。
「このままでは、試合で炎上してしまう。それだけは避けたい」
拡大する「バーチャル開幕戦」に臨む下山祐躍
そこで本番への対策として、佐々木朗の球を受ける捕手に目をつけた。
「練習ではバッティングのいい…