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 新型コロナウイルスがプラスチックや金属などの表面にくっついた場合、しばらくの間は感染力を持っていることが、研究者から報告されている。国内で感染が広がり、感染した人がせきやくしゃみ、会話でつばなどを飛ばしたり、口をおさえた手でさわったりして、身のまわりにウイルスが存在している可能性がある。どうやって感染を防げばよいのだろうか。

 米国立アレルギー感染症研究所の研究者らが3月17日、米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに出した論文(https://doi.org/10.1056/NEJMc2004973別ウインドウで開きます)で、新型コロナウイルスが感染力を保ち続ける「寿命」を報告した。

 最も長かったのはプラスチックの上で、最大で3日間、感染力を持っていた。銅の上では4時間、ボール紙の上では24時間で、感染力を持ったウイルスは見つからなくなった。どの環境でも、ウイルスは時間がたつほど減っていた。プラスチック上で、ウイルスの量が半分になる時間は、6・8時間程度だという。

 患者のせきやくしゃみなどによって飛び、密閉された空間で、空気中をしばらく漂う細かい微粒子「エアロゾル(エーロゾル)」中では、3時間感染力を保つことも確かめられた。

 さらに長い可能性も報告されている。

 ドイツの研究者が2月6日、医学誌ジャーナル・オブ・ホスピタル・インフェクションに、別のコロナウイルスが原因の重症急性呼吸器症候群(SARS(サーズ))や中東呼吸器症候群(MERS(マーズ))などについての論文22本を調べた結果(https://doi.org/10.1016/j.jhin.2020.01.022別ウインドウで開きます)を報告した。

 報告によると、コロナウイルスが環境中で感染力を保つ期間は「最大9日」だった。SARSウイルスは木材上では4日、プラスチック上では最大で9日間。MERSウイルスは鉄、プラスチックの上で最大2日だった。

 コロナウイルスの中には、いわゆる「風邪」の原因のひとつになるウイルスがあり、こうしたタイプのウイルスは、鉄の上で5日、手術手袋の上で8時間だった。

 感染制御に詳しい大阪府立大学の山崎伸二教授(獣医国際防疫学)は、ウイルスについて「唾液(だえき)や排泄(はいせつ)物などの液体が残った状態の方が長期間感染力が維持されると考えられる」。ぬれていない場所でも数時間から数日間感染力を保つことが報告されていると指摘する。

■WHO「夏になれば消える、間…

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