拡大する写真・図版①歌川重宣「勝手道具はんじもの 下」(嘉永4年、部分)=蛇足庵コレクションより

[PR]

 江戸時代に流行した判じ絵137点を集めた展覧会「奇想天外 なぞなぞ絵解き 判じ絵!~江戸時代からの挑戦状~」が11日、三重県四日市市安島1丁目の市立博物館で始まる。博物館の担当者は「江戸のユーモアを楽しんで」と話す。

 判じ絵は、道具や著名人の名前などを無関係の絵や文字で表した「目で見るなぞなぞ」。「鈴」に「目」を描き、「スズメ」と読ませるといった具合だ。

 幕末をピークに庶民に親しまれたほか、文字の読めない農民向けに、農作業に関する暦が絵で描かれたものもあるという。

拡大する写真・図版②歌川重宣「勝手道具はんじもの 上」(嘉永4年、部分)=蛇足庵コレクションより

 展示の中心は「江戸の判じ絵」などの著作がある岩崎均史氏が所蔵する「蛇足庵(あん)コレクション」。享保年間(1716~36年)に制作された絵本から、昭和期に雑誌の挿絵として使われたものまで幅広く展示。1枚の絵に複数の判じ絵が描かれたものが多く、問題数は1千問を超す。

 博物館職員の斎田明里さんは「読み方ありきの構成のため、現実ではありえない組み合わせの絵が面白おかしく描かれています。思わず、くすっと笑ってしまいますよ」と話す。

 会期は6月7日まで。月曜休館(祝休日の場合は開館し、翌平日が休館)。一般1千円、高校・大学生800円。中学生以下無料。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、入館の際には受付票への記入が必要となるなど、条件つきの開催となる。最新の情報は博物館のホームページで確認できる。問い合わせは四日市市立博物館(059・355・2700)。(黄澈)

拡大する写真・図版③一猛斎芳虎「新板はんじ物 虫」(嘉永2年ごろ、部分)=蛇足庵コレクションより

     ◇

《判じ絵の答え》

①「茶」をたてる「ガマ」で、「茶釜」

②「水」が「目」で、「水がめ」

③「釜」を「切る」で、「カマキリ」

拡大する写真・図版歌川重宣「勝手道具はんじもの 下」(嘉永4年)。1枚に複数の問題が描かれている=蛇足庵コレクションより