目力で勝負、採用ポスターに「こわもて」起用 愛媛県警
照井琢見
新型コロナウイルス感染の広がりで、学生の就職活動や企業の採用活動の先行きが見通せない中、愛媛県警が、職員採用ポスターやチラシのモデルに“こわもての警察官”を起用した。インパクト勝負の採用PRを展開している。
「愛媛の安全はキミにまかせた!」。ポスターに躍る白い文字。強烈な「目力」を放つモデルは、実は警察官を模した人形だ。松山市や八幡浜市、西予市の道ばたに置かれ、地元の交通安全を見守ってきた。
デザインは広告会社から公募。当初、県警幹部の間では「ふざけとるんか」「迫力はある」と賛否両論あったが、若手職員らの投票で人気を集め、「インパクト勝負だ」と人形の起用が決まった。
県警採用係長の福島秀太郎警部補は「警察の仕事は時には目力も必要。でも、求められるスキルはそれだけじゃない。やさしい目の方も大歓迎」と話す。さらに、福島警部補は警察官や職員にインタビューしたPR動画も自作し、県警のホームページ(https://www.police.pref.ehime.jp/)で公開した。
警察官(大学卒)の採用試験の申し込みは17日まで。13~17日、松山市の県警本部で就職相談会がある。希望日時を採用フリーダイヤル(0120・204・724)に連絡する。(照井琢見)
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