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 新型コロナウイルスが怖いのは、急速に感染が広がるのに治療法が確立されていないからだ。公衆衛生の知識が現代ほど浸透していなかった昔、感染症が広がった際の人々の恐怖心も相当なものであったろう。

 山形県米沢市赤芝町の羽黒神社に、一つの石碑が建っている。高さ88センチの自然石の中央に「虎列刺菩薩」と彫られている。「これらぼさつ」と読む。その左に「一村安全」、右には「明治十二年八月三日」の文字が見える。

 明治12(1879)年、全国でコレラが大流行し、死者は約10万人に上った。米沢でも8月に白布温泉で発生し、あっという間に下流の赤芝地区に伝染、米沢市街にも広まった。赤芝地区の郷土史によると、死者は19人。米沢全体では数百人が亡くなった。

 ドイツの細菌学者コッホがコレ…

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