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 武田良太・防災担当相は10日の閣議後会見で、緊急事態宣言が出される前日の今月6日夜、同僚議員と会食していたと明かした。この直前、安倍晋三首相は緊急事態宣言を翌日に出すと記者団に表明。不要不急の外出を控えるよう国民に求めていた。

 武田氏によると、自民党の衛藤征士郎衆院議員から、災害時に負傷者などを収容する「病院船」のあり方について話がしたいと誘われ、指定された店へ出かけたという。「お酒はほとんどやっていませんが、食事はどこかでしなければならない」と話した。衛藤氏は病院船建造を目指す超党派の議員連盟の会長。

 会食があった6日から、防災担当相秘書室の男性職員が発熱で休み、翌7日に新型コロナウイルスへの感染が判明。武田氏は濃厚接触者にはあたらないというが、同日夕の臨時閣議を大事をとって欠席していた。

 会食直前の6日夕、安倍晋三首相は官邸で記者団に対し、「密閉、密集、密接の『三つの密』を防ぐことで感染拡大を防止していくやり方は変わりない。これを一層強化し、徹底をお願いする」と説明していた。

 武田氏は衆院福岡11区選出で当選6回。昨年9月、国家公安委員長などの兼務で初入閣した。(山岸玲)