永寿総合病院「収束へ懸命に努力」 集団感染に院長談話

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千葉雄高、柏木友紀
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 新型コロナウイルスの集団感染が起きている永寿総合病院東京都台東区)が9日夜、湯浅祐二院長名の談話を発表した。これまでに入院患者94人、職員69人に感染が波及し、20人が死亡したとし、「多くの皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけし、大変申し訳なく思っております」としている。

 病院のホームページに掲載した。同院はこれまで会見などをしていない。

 経緯については、3月20日前後に一つの病棟で多数の患者、看護師が発熱した、と説明。その後の検査で、新型コロナの陽性が確認され、全患者、全職員を検査した。

 治療薬として期待される抗インフルエンザ薬「アビガン」などの投与も行っているが、基礎疾患のある患者などで進行の早い例が多く、「懸命な治療にもかかわらず救命できなかった方もいる」という。

 現在は陽性患者とそれ以外の病棟を分け、「新たな感染防止、早期発見、感染の鎮静化を図る段階に入っている」とした。出勤停止中の看護師がいるが、その他の職員の勤務体制はほぼ維持され、患者の治療と感染収束に向け、「懸命に努力している」という。

 ただ、可能な場合に対策の整った他病院への転院を進めているが、「困難が多く、受け入れ可能な病院のご協力をお願いしている」とも述べた。

 同院から転院した患者の感染がわかった慶応大学病院にも触れ、「責任を痛感しております」とした。

 永寿総合病院の危機的状況を受け台東区は10日、医療団体、学識経験者らで運営支援協議会を立ち上げ、同院の支援に乗り出すと発表した。構成メンバーは地元の医師会から2人、学識経験者と医療コンサルティング会社から3人、区議会から1人に加え、区の保健所長以下2人の計8人。財政的支援や人的バックアップなど病院の現状に合わせて早急に支援策をまとめる。服部征夫区長は「地域の中核病院の一日も早い体制回復のため、運営を支援し、区民が安心して適切な医療が受けられるよう全力で取り組む」とコメントしている。(千葉雄高、柏木友紀)

院長談話の全文

 多くの入院患者や職員が新型コロナウイルスに感染した永寿総合病院(東京都台東区)が10日に院長名で公表した文書の全文は次の通り。

     ◇

 この度は、永寿総合病院内での新型コロナウイルス感染症の院内感染によるアウトブレイクにより、入院中の患者様及び職員に今日まで多数の感染が発生し、多くの皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを大変申し訳なく思っております。

 今日まで、入院されていた患…

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