豪州の自動車レース、ネットで仮想開催 プロが自宅参戦

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シドニー=小暮哲夫
【動画】豪スーパーカーの「eレース」 25人のプロドライバー参戦=オーストラリア・スーパーカーズ事務局提供
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 仮想のサーキットを走るカーレースのオンラインゲーム。競うのは、自宅でドライブシミュレーターのハンドルを握るプロのドライバー――。オーストラリアで8日、こんなイベントが始まった。新型コロナウイルスの影響で実際のレースが中止になるなかで、ファンにレースを楽しむ機会を提供する。

 1960年から続く国内で人気のレース、オーストラリア・スーパーカーズの事務局が企画した。今年も2~12月に14のレースが予定されていたが、3月13日の第2戦を終えたところで中止が決まり、6月からの再開を目指している。

 再開までの期間に行う「Eシリーズ」と名付けたレースは、いわば、オンラインで対戦するビデオゲームの本格派版だ。25人のドライバーたちの自宅に「iRacing」という運転席とモニター画面を備えたドライブシミュレーターを設置。本物のようなアクセルやクラッチペダル、ギアハンドルがついており、実際の運転との違いは「ヘルメットをかぶる必要がないことくらい」(事務局のネイサン・プレンダーガスト・ゼネラルマネジャー)だという。

 8日夜に始まった仮想レース…

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