立皇嗣の礼、当面延期 開催「収束状況踏まえ検討」

 秋篠宮さまが皇位継承順位第1位の皇嗣(こうし)となったことを内外に宣言する「立皇嗣の礼」について、政府は10日、当面の間延期する意向を発表した。19日に行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大で東京など7都府県に緊急事態宣言が出ていることを考慮した。立皇嗣の礼の関連行事についても、宮内庁が延期する方向で調整する。

 菅義偉官房長官は10日の記者会見で「延期する方向で調整することにした」と述べた。開催時期については「感染症の収束状況を踏まえ、その時点で(政府の)式典委員会を開催し、改めて検討する」とした。今後、改めて延期を閣議決定する。

 立皇嗣の礼をめぐっては、3月の政府の式典委員会で、祝宴「宮中饗宴(きょうえん)の儀」を中止し、皇嗣を宣言する儀式「立皇嗣宣明の儀」の招待者を大幅に減らすことを決めていた。だが、その後も感染拡大はとまらず、改めて開催方法を検討していた。

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