苦手な算数、B1選手が教えるよ 地元にドリル無償配布

松本麻美
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 バスケットボールのコートにあるセンターサークルは直径3・6メートル。ではその面積は何平方メートル――?

 新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が続く中、BリーグのA東京は10日、小学6年生向けの算数ドリルを製作したと発表した。東京都内の教員有志8人が問題作成に協力し、子どもたちがスポーツの魅力を感じながら楽しく学べるよう、バスケットそのものや、A東京の選手、マスコットに関連した出題になるよう工夫したという。

 すでに、本拠を置く立川市など東京都内9自治体の公立小学校168校の小学6年生約1万5千人に上巻を無償配布。秋以降に下巻を出す予定のほか、配布地域の拡大も検討している。また、ドリルが行き渡らない地域の子どもたちにも学習支援が届けられるよう、所属選手が先生役として登場する問題の解説動画も作成し、配信する予定という。

 チームのエースである田中大貴は、「バスケットに興味がある人はもちろん、あまり詳しくない人でも楽しみながら学習できる内容。一人でも多くの子どもが算数に興味をもって、楽しく学んでくれるとうれしいです。難しい問題も、最後まで粘り強くチャレンジしてください!」とコメントした。

 広報担当者によると、現在、チーム練習は自粛中という。「難しい状況だが、できることを探して発信していきたい」と話した。松本麻美

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