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 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で航空機の発着が激減する中、成田空港を運営する成田国際空港会社は10日、2本ある滑走路のうちB滑走路(2500メートル)を12日午前6時から当面閉鎖する、と発表した。再開日は未定。

 同社によると、2002年にB滑走路の供用が開始され、A滑走路(4千メートル)と2本の運用になって以降、片方の滑走路を長期閉鎖するのは初めて。発着便の減少に加え、感染拡大防止のための出勤調整で現場の人員が減ることもあり、効率的な空港機能の維持のために必要と判断した。

 A滑走路にトラブルがあった場合でも、すぐにB滑走路を再開することはしない。発着遅れや他空港への代替着陸が発生することもあるが、重大な障害で復旧に期間がかかる場合などは対応を検討する。

 成田空港では昨年、1日平均724回の発着があったが、最近は300回を下回っている。発着数や旅客の減少で空港経営は深刻な影響を受けており、滑走路閉鎖によるコスト削減効果も期待している。(福田祥史)