拡大する写真・図版神戸市が無症状・軽症の患者に移ってもらう宿泊施設に備えられた個室。テレビのほか、ユニットバスも全室についている=神戸市中央区港島南町7丁目

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 新型コロナウイルスによる医療崩壊を防ごうと、神戸市は感染が確認された患者のうち、無症状・軽症の人に11日から民間の宿泊施設へ順次移ってもらう。市は10日、受け入れ先となる施設内部を報道陣に公開した。

 施設は、神戸市中央区のポートアイランドにある医療・介護関連事業大手「ニチイ学館」研修施設に併設された宿泊棟。完全個室で、感染症指定医療機関の市立医療センター中央市民病院にも近いため、市が3カ月契約で借り上げた。

 宿泊棟は5階建てで、2~5階の計100室を患者用に使う。もともと設置されているテレビのほか、市が冷蔵庫やWi―Fiを用意する。施設には看護師が交代で常駐し、医師や事務職員も滞在。患者の過ごすエリアと看護師らが作業をするエリアは完全に分けるという。神戸市では10日正午までに90人の感染が確認されている。