[PR]

 トヨタ自動車は、対戦型ゲームで競う「eスポーツ」の自動車レースを開催できる施設を17日にオープンさせる。運転シミュレーターを貸し出し、レースの様子を動画配信サイトのユーチューブなどで公開する。新型コロナウイルスの影響でイベント中止が相次ぐなか、感染リスクのないオンライン上でモータースポーツの魅力を発信する。

 施設には、ソニーのゲーム機プレイステーション4の自動車レースゲーム「グランツーリスモSPORT」用のシミュレーターを設置する。最大4人までプレーでき、オンライン上で国内外の選手とも対戦できる。

 利用できるのはeスポーツ選手やレーシングドライバーなどで、予約すれば無料で使えるという。新型コロナの感染拡大を防ぐためレースは無観客で開くほか、ファンが集まらないよう場所も非公開とする。

 実際の自動車レースでは、6月にフランスで予定されていた「ルマン24時間耐久レース」が延期になるなど、新型コロナの影響が広がっている。トヨタの広報担当者は「感染が広がらないような手段で業界やファンを活気づけたい」と話す。

 スポーツカー「スープラ」などを扱うトヨタは昨年3月、eモータースポーツへ本格的に参入した。ゲームを通じてスポーツカーに触れてもらい、市場のすそ野を広げるねらいだ。(石塚大樹)