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 前橋市大手町の利根川沿いにある群馬ロイヤルホテルは、8日からドライブスルー方式で弁当の販売を始めた。新型コロナウイルスの影響で宿泊や宴会が大きく落ち込む中、「今できることを」と知恵を絞る。

 ホテル正面の車寄せで、ちょうネクタイ姿の社員がドライバーらにメニューを見せ、注文をとる。十数メートル先ではマスクをした別のスタッフが保温設備から弁当を取り出し、車の窓越しに手渡す。弁当は当面、中華料理やハンバーグなど日替わりで3種類(税込み500円~750円)。

 10日正午過ぎ、看板を見て来た50代の女性看護師は「ホテルの味が手軽に楽しめ、ありがたい」と話した。販売は午前11時から午後1時半と、午後5時から売り切れるまで。今後、中華料理の盛り合わせなど家族で楽しめるメニューも増やしていく予定だ。

 同ホテルは3月後半から宿泊客が大幅に減り、宴会利用はほとんどなくなったという。レストランなどを含め館内は12日から2週間の予定で休業するが、ドライブスルーでの弁当販売は続ける。清水澄社長は「料理人の技術と施設を生かして、できること、やらなければいけないことを果敢にやっていきたい」と話した。(遠藤雄二)