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 新型コロナウイルスの感染が広がる3月末、東京都民に向け「無症状の人は石川県にお越しを」などと来県を呼びかける発言をして批判を集めた谷本正憲知事が10日、「局面が変わった」として一転、「石川県に極力入っていただかないよう対応せねばならない」と真逆の発言をした。この日、県内で初のクラスター(感染者集団)が確認され、県庁で記者団に語った。

 谷本知事は4月にも「兼六園を散策すれば心身のリフレッシュになる」などと述べたが、知事は10日、「クラスターで局面が変わった。衝撃の度合いは超弩(ど)級ですよ」と説明。これまでの言動について「過ぎ去ったことを悔やんでもしょうがない」としつつ、3月21~27日に県内で感染者が出なかったことに触れ「峠を越えたかなと思ったのが間違いだった。気持ちを全面的に入れ替え、対応せねばいかん」と反省した。(波多野陽)