[PR]

 世界保健機関(WHO)は10日、記者会見を開き、新型コロナウイルスの緊急対応責任者のマイク・ライアン氏が日本の感染状況について、「ここ数週間、経路不明の感染が多く見られており、それはよくない」と述べた。

 ライアン氏は日本の新型コロナウイルス感染拡大防止対策について、「非常に組織的にクラスター(小集団)感染の追跡に取り組み、とてもよくやった」と評価。その上で、経路不明の感染が多い地域は特定され、封じ込めの努力がなされているとし、「(日本での)検査の割合も上がっていくだろう」と述べた。

 また、同会見でテドロス・アダノム事務局長は「(世界の)医療従事者に多くの感染が報告されたことを特に懸念している」と強調した。医療従事者の10%超が感染した国もあると報告し、「医療従事者が危険にさらされているときは我々も危険だ」と指摘。マスクや手袋、防護服などの保護具を大量に増産して、医師や看護師を守るべきだと訴えた。(ジュネーブ=吉武祐)