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 火災から1年を前にしたパリのノートルダム大聖堂で10日、キリスト教の復活祭前の金曜日に祈りを捧げる儀式が行われ、新型コロナウイルスの感染拡大による世界の犠牲者を悼んだ。

 再建中の大聖堂でミシェル・オプチ大司教は、焼失を免れた聖遺物「いばらの冠」を前に礼拝。「今日、世界全体が(新型コロナウイルスの)流行で打ちのめされている」と述べ、「大聖堂は半壊したが、命はまだここにある」として希望を持つよう訴えかけた。

 昨年4月15日の火災で尖塔(せんとう)や屋根を焼失した大聖堂は、感染拡大の影響で再建工事が3月16日から停止している。火災の原因はまだわかっておらず、捜査が続いている。(パリ=疋田多揚)