新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、東京都が事業者に求めた休業や営業の短縮。初日の11日、その影響はネットカフェで寝泊まりする人たちにも及んでいた。
午後2時すぎ、東京都新宿区の都庁前。生活困窮者への支援に取り組む認定NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」が果物などを無料で配り、緊急相談会を開いていた。
「新型コロナで仕事がなくなった。このままではお金も続かないし、路頭に迷うかもしれない……」
海野進一さん(50)は支援情報が掲載されたチラシを手に、こう話した。
デパートの食品関連の仕事に就いて約5年。週6日、非正規で働いてきた。
会社の寮がなくなるなどした影響で、3カ月ほど前から都心のネットカフェで寝泊まりしながら出勤していた。仕事がなくなったのは、緊急事態宣言が出る前日の6日だった。「店が休みになるから来なくていいです」。マネジャーに言い渡されたという。
定宿にしているネットカフェは…
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。
残り:1283文字/全文:1679文字
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
速報・新着ニュース
あわせて読みたい
PR注目情報
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部