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 再診は電話で、支払いはドライブスルーで――。新型コロナウイルスの感染を防ごうと、愛知県大口町のさくら総合病院が、定期的に診察を受ける患者が外出しなくても済む新サービスを今月から始めた。高齢患者の家族らが電話口で医師とやりとりをしたり、専用窓口で処方箋(せん)を受け取ったりすることができる。

 高血圧や糖尿病などの慢性疾患があり、定期処方を希望していることに加え、症状が安定していると主治医が認めた再診患者が対象。電話での診察が終わると、処方箋や会計の準備を済ませた病院側から患者に連絡が入る。患者や家族、高齢者施設の職員らは病院の外来棟外側の窓口に車を横付けしたまま、処方箋の受け取りと支払いを済ませる。家族や施設職員の代理受診を認めるという。

 新型コロナウイルスの感染が広がるなか、情報通信機器を使った保険医療を認める厚生労働省の通知を受け、近年使っていなかった窓口を活用することにした。サービスを始めた4月2日以降、多い日で10件ほどの利用があるという。小林豊病院長は「受診患者だけでなく、医療従事者、入院患者もウイルスから守る試みだ」とコメントした。(荻野好弘)