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 北海道と札幌市は12日、新たに計12人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち8人は、すでに院内でクラスター(感染者集団)が発生したと疑われている札幌呼吸器科病院(札幌市白石区)の患者や職員だという。北海道の感染者は延べ267人となった。

 また、札幌市は、11日に公表された感染者で、同病院に入院していた60代男性が死亡したと発表した。これで北海道の感染者で亡くなった人は11人になった。

 北海道や札幌市によると、同病院で新たに感染が確認されたのは、同病院の70~90代の患者4人と、30~70代の薬剤師3人、30代男性職員1人。いずれも軽症や無症状という。9日に感染が公表された江別市の60代男性が同病院の職員だったことも分かった。同病院に関わる感染者は計18人となった。

 札幌市立新琴似緑小学校(北区)の給食調理員の50代女性の感染も確認された。女性は8日午前中に給食を調理した後、午後にせきや頭痛の症状を訴え、9日から自宅待機となっていた。女性は10日に感染が確認された札幌市の50代男性の妻で、発症する前の2週間以内に東京を訪れていたという。

 給食は、同校と近隣の新琴似西小学校に提供されていたが、今のところ両校の生徒や教職員に症状を訴える人はいないという。新琴似緑小では校内を消毒するとともに、13日から22日まで臨時休校とする。

 このほか、札幌市内在住の50代の夫婦と、石狩振興局管内在住の男性(年代非公表)の感染も確認された。(武田啓亮)