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 新型コロナウイルスの影響が、自衛隊の中東派遣やソマリア沖での海賊対処活動にまで広がっている。派遣された哨戒機をめぐっては、交代の部隊を現地に送れない可能性が浮上。護衛艦では、寄港地でも乗組員が上陸できない日々が続いている。

 P3C哨戒機の部隊は、アフリカ東部ジブチに拠点を置き、ソマリア沖アデン湾などでの海賊対処と、日本関係船舶の安全確保のための情報収集を兼務している。部隊は3カ月をメドに交代するため、1月に赴任した現部隊(2機、約60人)は、計画通りにいけば4月中には帰国することになる。

 しかし関係者によると、ジブチ国内での感染拡大を受け、後任の部隊を赴任させられるかどうか、不透明になっているという。他国からの入国をジブチ政府が制限していることに加え、自衛官が現地で感染した場合、十分な医療を受けられない恐れもあるからだ。現地での食料調達などにも支障が広がりかねず、部隊の一時撤収も選択肢に入ってきているという。

 一方、2月末から中東海域で情報収集を始めた護衛艦「たかなみ」。7~10日間ほど洋上で活動するたびに近くの港に入り、燃料などを補給する。普段であれば隊員は下船し、陸地でわずかな息抜きをできる。しかし今は、感染を防ぐため下船ができず、「隊員のストレスが大きい状態」(自衛隊幹部)になっている。

 護衛艦内は限られたスペースを有効活用する構造で、隊員は二段や三段のベッドで眠るなど人と人の距離が近い。もしも感染者が出れば、大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号のような集団感染になりかねない。自衛隊幹部は「苦しいがしばらくは陸でオフの時間を過ごすことは我慢するしかない」と話す。

 こうした中、現場では、ティッ…

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