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 新型コロナウイルスの感染者が相次いで出ている全日本柔道連盟。13日までに常勤している39人の役職員のうち16人の感染が判明している。日本のお家芸の競技団体で発生した集団感染。何が起きたのか。

 全柔連の山下泰裕会長は13日、「運用の面が不十分であったと反省しております。柔道界をあげて感染拡大防止に努めてまいります」とのコメントを出した。来年の東京五輪に向けて代表内定選手の処遇を議論する予定だった15日のウェブによる常務理事会も、5月の連休明け以降に延期が決定。会長、副会長に次ぐ立場の中里壮也専務理事も感染し、組織運営の停滞が避けられない状況だ。

 全柔連によると、今月1日に職員1人が発熱を訴えると、2日夜から3日朝にかけての短時間で発熱者は11人に広がった。4日に最初の感染者が判明し、これまで男性12人、女性4人の感染が確認された。現時点で選手への感染は確認されていないという。

在宅勤務なのに、集まって会議

 全柔連は東京都文京区の講道館5階に事務局を構えていて、感染者は全員、このフロアで勤務している。感染経路について全柔連は「誰が、どの時点で感染したかの特定は困難な状況にある」と説明するが、職員からは危機管理の甘さを指摘する声が上がっている。

 一つは「在宅勤務の導入が遅かった」という指摘だ。全柔連が一斉の在宅勤務に入ったのは3月30日。東京都の小池百合子知事が「感染爆発の重大局面だ」と述べてから5日後だった。関係者によると、外部に提出する書類の締め切りが迫り、その書類作成に多数の職員が関わっていたという事情もあったという。

 さらに、その翌日の31日には…

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