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 新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、台湾が世界保健機関(WHO)に対し、「台湾が提供した情報を生かせば、ヒトからヒトへの感染の懸念に早く気付けた」と訴えている。米国もWHOが「中国寄りだ」として非難を強めており、中国を交えた4者の応酬が激しくなっている。

 「公衆衛生の専門家なら、患者が隔離治療を受けているという情報を受け取れば、ヒトからヒト感染の可能性に気付くはずだ」

 台湾当局の新型肺炎対策本部が11日に台北で開いた記者会見。陳時中・衛生福利部長(大臣)は、台湾が昨年12月31日にWHOに送った電文の写しを手に、WHOは台湾の警戒の呼びかけを放置したと訴えた。

 当時、新型ウイルスへの感染が広がりつつあった中国湖北省武漢の現地報道を注視していた台湾は、電文に「武漢で特殊な肺炎が発生し、患者が隔離治療を受けている」と記し、「この問題に注意してほしい」と依頼していた。

 以前から電文の存在を訴えてきた台湾が11日、文面公開に踏み切ったのは、WHOがAFP通信に対し「台湾の電文はヒトからヒト感染に言及していない」と説明したことへの反論のためだ。確かに電文にヒトヒト感染との言葉はないが、「隔離治療」とは伝えたというのが台湾側の主張だ。

 一連の論争を注視してきた米国務省の報道官も9日、AFP通信の取材に「台湾の情報が世界的な公衆衛生で生かされないことを憂慮する」「WHOは政治を優先している」と、WHOを非難した。

 蔡英文(ツァイインウェン)政権下で中台関係が悪化したあおりで、台湾は2017年以降、WHO総会へのオブザーバー参加もできなくなった。

トランプ氏も批判 いらだつWHO 

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