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 ゼネコン大手の清水建設は13日、緊急事態宣言の対象区域の建設現場約500カ所で、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため工事を原則中止すると発表した。期間は5月6日まで。宣言直後は工事の継続を発注者と個別に協議するとしていたが、今後は全て中止する方向だ。対象となる工事現場では約2万人が働いており、そのうち清水建設の社員は約2千人、残りは協力企業や下請けの作業員だという。中止期間の賃金支払いは「最大限配慮したい」(広報)という。

 また、同社は都内の同じ建設現場で働いていた社員3人が感染し、うち1人が死亡したことも明らかにした。死亡したのは50代の男性社員。今月3日に発熱し自宅待機していたが、9日以降に容体が急変したという。死亡した後にPCR検査で陽性と判明した。同じ現場で働く40代の社員男女1人ずつも感染した。7日以降、この現場で働いていた社員や作業員は全員自宅待機させた。

 ゼネコンでは、準大手の西松建設がすでに7都府県での工事を原則中止する方針を明らかにしている。(高橋尚之)