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 太陽系の外から2017年に飛来し、地球近くを通り過ぎていった天体「オウムアムア」が極端に細長い葉巻型だったのは、太陽とは別の星を回っていた惑星や小惑星が星に近づき過ぎ、重力で引き裂かれた断片だったからではないかとする説を仏大学の研究者らが14日(日本時間)、英科学誌ネイチャー・アストロノミーに発表した。破壊の際に一部が高速ではじき出され、飛来したと考えられるという。

 オウムアムアは17年秋、米ハワイにある望遠鏡が見つけた。軌道の観測から、太陽系の外から来た初の天体と確認され、ハワイ語で「最初の使者」と名付けられた。現在は、土星軌道の先まで遠ざかっている。

 仏コートダジュール大の研究者らは、惑星や小惑星が星に接近して破壊される様子をシミュレーション。その結果、数十万キロメートルまで近づくと、重力で引き裂かれて細長い断片になる可能性があることがわかった。「オウムアムアは氷山の一角に過ぎない。今後も似たような天体が多く発見されることを期待している」とした。

 また、表面は非常に高温で、水などは蒸発してしまっていたが、内部には水が保たれていて、太陽のそばを通ったときに一部が噴き出して加速した可能性があるという。オウムアムアは重力だけでは説明できない動きをしたため、自然の天体ではなく別の星から送り込まれた宇宙船だったという説もあった。

 論文は(https://doi.org/10.1038/s41550-020-1065-8別ウインドウで開きます)で読める。(小川詩織)