水族館でつくった消毒液、医療機関などに販売 三重
臨時休館中の伊勢シーパラダイス(三重県伊勢市)は13日、全国的に品薄になっている消毒液の弱酸性次亜塩素酸水の販売を始めた。県内の医療機関や企業、商店などが対象。1日最大で7000リットルの出荷を見込んでいる。
伊勢シーパラダイスは2016年、弱酸性次亜塩素酸水の「自給自足」を狙って生成装置を導入。普段は水族館内や売店の消毒液として使っている。外部から「次亜塩素酸水をなかなか入手できず、できれば譲ってくれないか」などと問い合わせがあり、販売を決めたという。
販売は10リットル単位でしており、自治会や飲食店、理美容室などにも供給する方針。個人向けの販売は当面しないという。担当者は「国内で衛生用品の需要が高まっており、少しでも地域に貢献したいと考えた」と話す。
問い合わせは、伊勢シーパラダイス(0596・43・4111)。
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