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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、フィギュアスケートの世界選手権(カナダ)は中止になった。今季は男女ともに世界に対しては苦戦続きだった。だからこそ、この世界選手権はリベンジの舞台になるはずだった。

 思いが強かったのは、平昌(ピョンチャン)五輪で66年ぶりに五輪連覇を達成した男子の羽生結弦(ANA)だろう。自他共に認める負けず嫌い。昨年12月にあったグランプリ(GP)ファイナルでは、ネーサン・チェン(米)に総合点で40点差以上もつけられて敗れた。全日本選手権では宇野昌磨(トヨタ自動車)に、シニアで初めて負けた。「しばらく立ち直れなかった」と吐露したほど、落ち込んだ。

 復活しようと、シーズン途中で異例のプログラム変更に踏み切った。平昌五輪時に使用した演目に戻し、「自分らしく滑りたい」と強調した。その「らしさ」とは、ジャンプなどエレメンツ(演技要素)が流れるようにつながり、音楽と融合する美しいスケート。その上で、競技者として勝つこと。2月の四大陸選手権(韓国)では、ショートプログラム(SP)で歴代世界最高得点を更新し、優勝した。さあ、ここから、という時に中止が決定し、突然、今季が終了。悔しさは計り知れない。

拡大する写真・図版四大陸選手権の男子フリーで演技する羽生結弦=白井伸洋撮影

 「羽生結弦なら」という周囲の期待に、五輪連覇など偉業で応えてきた。今後について、少しゆっくり考えてもいいはずだが、大会中止決定の直後、「来季に向け、今の限界の先へと行けるよう、練習していきます」とコメント。このメッセージにこそ、負けず嫌いの強い思いが込められている。

 羽生だけではない。

 ロシア勢の一角を崩そうと4回…

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