死者2万人超、米に次いでイタリアも 重症者は減少傾向

新型コロナウイルス

ローマ=河原田慎一
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 イタリア政府は13日、新型コロナウイルスによる死者数が前日より566人増え、2万465人に達したと発表した。2万人を超えたのは米国に次いで2カ国目。感染者数は15万9516人で、前日より3153人増えた。ただ、死者数と感染者数のいずれも、前日と比べた増加率は2%台と落ち着いている。3万5435人がすでに回復したほか、集中治療を受けている重症者の数も3260人となり、10日連続で減少している。

 イタリアでは3月中旬から全土で厳しい外出制限が続いているが、政府は10日、感染拡大を抑えながら経済活動の再開を段階的に進めるとして、14日からベビー用品店や書店などの営業再開を認めると発表した。

 だが、13日に記者会見した国の高等衛生研究所の専門家は「(感染者数などの)数字はゆっくりと減っていくが、まだ感染が拡大している段階だ」と述べた。感染が集中している北部ロンバルディア州や首都ローマのある中部ラツィオ州などは、14日からの書店の営業再開を見送ることを決めた。(ローマ=河原田慎一)

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