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 フランスのマクロン大統領は13日、国民向けにテレビ演説し、新型コロナウイルスの拡大で3月16日から全国で一斉休校していた学校を5月11日から「徐々に再開する」と述べた。

 マクロン氏は、連日なお数百人が亡くなっていることを踏まえ、3月17日から続く外出禁止令を5月11日まで延長する考えを示した。一方で、集中治療を必要とする全国の重症者数が5日連続で微減するなど、「希望がよみがえっている」とも表明。パソコンを持たなかったり、狭い家に暮らしたりする家庭で、休校による「不平等が目立っている」ことから、一部の学校の再開を決めた。

 感染が収まりつつある地域から順次再開させるとみられる。対象は保育園、幼稚園と小中学校、高校で、大学については夏まで対面授業を認めない考えだ。

 フランスではこれまで約1万5千人が亡くなっている。感染拡大の勢いは弱まりつつあるが、再び感染のピークが訪れかねないことから、レストランやカフェ、映画館などの施設は5月11日以降も当面営業を禁止する。(パリ=疋田多揚)