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 新型コロナウイルスの影響で、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの延期が決まり、ウイルスへの感染も日々拡大している。ボランティアとして大会に参加するはずだった学生たちや、教育現場にも戸惑いが広がっている。

 「やっぱりきたか」。3月24日夜、文教大の大学院でスポーツ社会学の研究をしている渡部啓亮さん(25)は実家でテレビを見ていて、東京大会の延期を知った。新型コロナウイルスの感染者が日増しに増え、延期を求める声が強まっていた。驚きはなかったが、来春には大学院を修了予定だ。「五輪・パラのボランティアはできるだろうか」

 大学2年の時、マラソン大会のボランティアを経験し、多くの人の力で大会が運営されていることが見えた。給水ボトルの渡し方一つをとっても、選手が素早く取れるよう、意見を出し合いながら工夫する。自分が選手として陸上やサッカーの大会に参加していたときは全く気づかなかった。

 昨秋にはラグビー・ワールドカップのボランティアにも参加し、「年齢や経験が異なる人と力を合わせるのは大変だけど、視野が広がった」。200以上の国と地域から選手が集まる五輪ではもっとたくさんの人に出会えるし、パラでは多様性が広がるはず。そんな思いでボランティアに応募し、今年3月には国際オリンピック委員会(IOC)の委員らのドライバーを務めることが決まっていた。

 今年度が修士課程の最終年度で、いま就職活動の真っ最中だ。志望する企業を調べると、内定後に入社する時期を選択できるところもあることがわかった。「東京大会のボランティアも、将来の夢もあきらめたくない。どういう解決策が見つかるかわからないけど、今できることをやろうと思っています」

 同様に約8万人いる大会ボランティアに選ばれていた上智大学英語学科4年の神野帆夏(ほのか)さん(21)はいま、東京大会の組織委員会へ就職したいと考えている。

 大学1年の時、大学の調査団の…

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