[PR]

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、7月にある大阪天満宮(大阪市北区)の天神祭のうち、船渡御(ふなとぎょ)や奉納花火などの中心行事が神事を除いて中止されることになった。主催する天神祭渡御行事保存協賛会が13日、臨時の委員総会を開いて決めた。

 天神祭は日本三大祭りの一つで、千年以上続く歴史があるとされる。7月24日の宵宮、25日の本宮には約130万人が訪れる。

 協賛会によると、中止するのは、みこし行列が練り歩く陸渡御(りくとぎょ)や、約100隻の船がかねや太鼓を鳴らしながら大川を行き交う船渡御、約5千発を打ち上げる奉納花火など本宮の行事で、神事は神職のみで例年通り行う。

 大阪天満宮によると、船渡御と奉納花火の中止は石油ショックの影響を受けた1974年以来で、陸渡御も含めた一連の行事の中止は戦後間もない1946年以来という。寺井種治宮司は「天神祭は疫病退散を祈る祭りでもある。一日も早く収束することを祈りたい」と話した。