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 新型コロナウイルスの感染拡大で政府の緊急事態宣言が出されたことを受け、主に夜間に営業する居酒屋は相次いで臨時休業の方針を打ち出した。しかし7日の宣言後、10日に東京都が示した方針は、飲食店に対しては休業要請ではなく営業時間の短縮要請だった。休業するのかしないのか。居酒屋大手の対応は分かれている。

 串カツ田中ホールディングスは感染拡大を防ぐため、4日から114店の全直営店を臨時休業していたが、13日から直営の73店で営業を再開した。

 再開するのは東京や神奈川県などで、住宅街など人の密集が少ない店。営業時間は都などの要請に従って午前11時半~午後8時とし、酒類の提供は午後7時までだ。

 再開の理由について同社は「全店休業は基準が見えない中で決めた。政府や自治体の方針をみた上で、感染拡大のリスクが低い店舗を選別した」(広報)としている。

 繁華街やビル内のように換気などに不安が残る41店舗は休業を続ける。

 「魚民」や「笑笑」のモンテローザは、宣言の対象区域の東京と神奈川の423店では時間を短縮しつつ、営業を継続する。

 一方、ワタミ、「庄や」の大庄は直営店を中心に全国で5月6日まで休業。「はなの舞」のチムニーは4月20日まで全国の直営店を休業している。(若井琢水)