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 愛媛県の小中学校で、新型コロナウイルスの感染が拡大している地域に、仕事で行き来した保護者がいる家庭に対し、健康状態に問題がないのに子どもに自宅待機を求めていたことが分かった。赤羽一嘉国土交通相は14日の記者会見で「健康状態に問題がないにもかかわらず、自宅待機を求めたことは極めて遺憾だ」と述べた。

 同県新居浜市などによると、全小中学校で今月7日、各家庭に感染拡大地域に行った人や体調不良の人がいないか調査を行った。トラック運転手の保護者がいる2家庭から学校に相談があり、学校は市教育委員会から「リスクが高いのではないか」との回答を受け、児童3人に自宅待機を求めたという。その際、保護者も児童も体調には問題はなかったという。児童は8日にあった入学式や始業式を欠席した。新居浜市はホームページで経緯を記載し、保護者らに謝罪したことを明らかにした。

 赤羽氏は会見で「報道を耳にした瞬間、大変驚き、憤りを感じた」と話した。同じような問題が学校現場などで起こるのを防ぐため、国交省は近く文部科学省に申し入れを行う予定。