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 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出された兵庫県では、街から人影が消え、ミニシアターが大きな打撃を受けている。追い打ちをかけるように、県からは名指しで休業要請が出された。関係者は「閉めればつぶれてしまう」と悲鳴を上げる。一方、「文化の灯火を守りたい」と、支援も広がる。

県、名指しで休業要請

 13日夜、神戸市の中心部の元町商店街にある元町映画館の支配人の林未来さん(45)は、会見する県知事の姿をインターネット中継で見守った。深夜営業の遊興施設などと共に「映画館」が休業要請の対象とされていた。「名指しで要請されても、補償はない。どう受け止めればいいのか」と頭を抱えたが、スタッフらと協議して、15日から休業することにした。

 県内に緊急事態宣言が出され、大手シネマコンプレックスなどが相次いで臨時休業する中でも、営業を続けてきた。「チケット販売以外に収入がない。閉じれば、従業員の給料は支払えない」からだ。

拡大する写真・図版人通りもまばらな商店街を見つめる林未来さん(中央)=8日、神戸市中央区

 ただでさえ、客足は激減中だ。「上映1回ごとの客は10人前後。席の間隔を空けるまでもないくらい」と苦笑い。66席のミニシアターで、大手では上映されない幅広い作品を流し続けてきた。「我々のような小さな映画館は、自転車操業。1万円でも大きい。一度つぶれれば復活は難しい」

 常連客からは応援の声が届いて…

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