拡大する写真・図版「15分間集中しよう」。ドリルで勉強する子どもを見守る学童保育のスタッフ(右)=2020年4月10日午前9時43分、大阪市天王寺区、矢木隆晴撮影

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 新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言を受け、対象区域では娯楽施設などが休業要請の対象となった。一方で事業継続を求められているのが、学童保育や高齢者施設だ。取材すると、子どもやお年寄りの感染リスクと向き合い、苦悩する現場の姿が浮き彫りになった。

 9日午後3時過ぎ、神戸市灘区の六甲道児童館では、放課後児童クラブ(学童保育)にやってきた子どもたちがラムネやグミを食べていた。間隔を空けて席に着く子どもたち。お菓子は、普段なら自分で受け取るが今はマスクをつけた職員たちが配る。

 利用者は小学1~6年生の約130人。緊急事態宣言が出た後は3分の1に減った。感染予防で手洗いや消毒を徹底。学年ごとに食事の場所を分け、おやつの時間をずらしている。子どものストレスを減らそうと遊び方は制限していない。

拡大する写真・図版六甲道児童館では一つのテーブルに座るのは2人までとし、間隔を空けて食事をしている=神戸市灘区、同館提供

 保護者の間には「クラブがあるから助かる」という声はあるが、「会社に『預け先があるでしょ』と言われ仕事を休めない」という声もある。館長の金坂尚人さん(39)は「矛盾を感じる。国が一番守りたいものは何なのかわからない」と表情を曇らせた。

 神戸市は10日、市内の保育所…

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