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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県が独自の緊急事態宣言を出した要因の一つが、クラスター(感染者集団)だ。県内では4月に入って、三つのクラスターが勢いを増した。従業員が一気に感染した職場、医療の要となる病院、不特定多数が出入りする飲食店。いずれも脅威となっている。

 クラスターに法律上の定義はないが、5人以上の感染者の集団を指す。県集計で23人の感染が判明している最大のクラスターが、中日本高速道路とグループ会社の中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋(エンジ名古屋)の集団だ。金沢西インター近くの拠点で集団感染が起きた。

 6日、中日本高速道路金沢支社の20代男性の感染が判明した。3月27日に東京からの出張者を含む約10人の会議に出席し、30日に38度台の熱が出た。ただ、社内外から参加していた他の人に症状はないという。

 7日以降、金沢支社と道を隔てた建物に入居するエンジ名古屋金沢支店の金沢統括事務所で、社員らの感染が次々に判明。同じフロアにある同支店の土木監理課でも感染者が続いた。頻繁ではないが、三つの職場間で行き来はあったという。

 中日本高速道路によると、13日までに、約50人が在籍していた同事務所と同課で16人の感染が確認された。県や同社によると、3~4月、異動に伴う食事会が複数回あったという。同社広報課の担当者は「会は大規模でなく、有志のものと聞いている。なぜ感染が広がったのか分からない」と戸惑う。

 感染者が出た職場は、高速道路…

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