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 新型コロナウイルスによる外出自粛などでスーパーの利用が伸びるなか、「ライフ」を運営するライフコーポレーションが、パートやアルバイトを含めた全従業員約4万人に総額約3億円の「緊急特別感謝金」を支給する。従業員の負担に配慮したという。

 ライフは近畿や首都圏に275店を展開し、政府が緊急事態宣言を出した後も営業を続けている。レジとお客の間にプラスチックの仕切りを設けるなど感染予防対策を進めるが、従業員の心理的な負担は大きい。そこで、雇用形態や出勤日数に応じた金額を4月分の給与に上乗せして支払うことにした。広報担当者は「日々、厳しい条件で業務に取り組む人たちへのお礼の意味を込めた」と話す。

 中国・四国地方を中心に86店あるハローズ(岡山県早島町)も5月、従業員約8300人に「支援金」を支給する。正社員や嘱託社員が1万円、パートは6千円、アルバイトは3千円という。近畿や首都圏に店舗を持つ大手ドラッグストアも、従業員に手当を支給する。パートやアルバイトを確保するため、時給の引き上げも検討している。

 欧米でも従業員の奮闘に応えようと、「ヒーローボーナス」と呼ばれる賞与を支給する企業が出ている。米大手スーパーのクローガーは3月、フルタイムの従業員に300ドル(約3万2千円)、パートに150ドル(約1万6千円)を支払うと発表した。(加茂謙吾)