「飛鳥美人」など5月予定の公開中止 新型コロナで
清水謙司
文化庁は14日、5月16日から予定していた奈良県明日香村の高松塚古墳とキトラ古墳(ともに特別史跡、7世紀末~8世紀初め)に描かれた壁画の地元での公開を中止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた対応。現時点では、次の公開は7月からを予定している。
「飛鳥美人」(西壁女子群像)などで知られる高松塚古墳の極彩色壁画(国宝)は今年3月、約13年に及んだ修理が終わったばかり。5月22日まで、村内の仮設修理施設で「飛鳥美人」も含めた壁画を公開する予定だった。
キトラ古墳の壁画は6月14日まで、村内の「キトラ古墳壁画体験館 四神(しじん)の館」で、極彩色壁画「青竜(せいりゅう)」などを公開予定だった。(清水謙司)
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