[PR]

 積水ハウスの前会長が経営陣の刷新を求め、現経営陣と議決権の争奪戦を繰り広げている同社の株主総会が23日に迫ってきた。株主の3割を占める海外投資家に大きな影響力を持つ助言会社大手2社が今月、現会長、副会長の取締役再任に反対する意見を相次いで出しており、顔ぶれが会社の提案通りに決まるかは見通せない。再燃した内紛の行方に注目が集まっている。

拡大する写真・図版和田勇・積水ハウス前会長らが株主提案した取締役候補者ら。左から勝呂文康・同社専務、クリストファー・ブレイディ氏、和田氏、パメラ・ジェイコブズ氏=2020年2月17日、東京都中央区

 助言会社最大手の米ISSは9日付で、会社提案の取締役候補のうち、阿部俊則会長と稲垣士郎副会長の再任に「ガバナンスに残る懸念の責任がある」とし、反対することを株主に推奨した。一方、和田勇前会長らの株主提案には米投資会社幹部のブレイディ氏、元TDK専務の岩崎二郎氏の2人だけに賛成した。

 同業の米グラスルイスも7日付の意見で、阿部氏と稲垣氏ら現経営陣4人の再任に反対。株主提案では和田氏やブレイディ氏ら4人に賛成した。

拡大する写真・図版積水ハウスの阿部俊則会長、仲井嘉浩社長、稲垣士郎副会長(左から)=2018年1月、大阪市中央区

 前回、取締役の任期が切れた2018年の総会では阿部氏、稲垣氏はそれぞれ69%、73%の賛成を得ていた。ただ、両社の助言は「国内の機関投資家も参考にすることが増えてきた」(大和総研の鈴木裕主任研究員)といい、予断を許さない状況だ。

 積水ハウスの内紛は、55億円…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら