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 焼き肉店「牛角」などを展開する外食大手コロワイドは14日、19・1%の株式を持つ定食大手の大戸屋ホールディングス(HD)が6月に開く予定の定時株主総会で、経営陣の刷新を求める株主提案をすると発表した。取締役の過半数を握って早期の業績改善をめざすとし、子会社化も検討する。

 大戸屋HDの筆頭株主のコロワイドは、取締役として12人を提案した。大戸屋の実質的な創業者の故・三森久実氏の長男・智仁氏や、コロワイドの蔵人賢樹専務ら自陣営の7人を新任として推す。大戸屋HDの窪田健一社長や山本匡哉取締役ら現取締役のうち5人も候補にするが、コロワイド側での過半数の掌握をめざす。

 大戸屋HDでは2015年に久実氏が亡くなった後、創業家と経営陣が対立。智仁氏が大戸屋HDを退社した後の19年、コロワイドは創業家から大戸屋の発行済み株式の18・67%を取得した経緯があった。株主提案が可決された場合、コロワイドは大戸屋HDの子会社化を検討しており、セントラルキッチンや物流の効率化で経営を立て直す方針を示している。

 コロワイドの提案に対し、大戸屋HDは「コロワイドから子会社化について正式な打診を受けていない」などと反発。「一連の行為は混乱を招くものであり甚だ遺憾」とのコメントを出した。(若井琢水)