コロナの死者、NYで1万人超 「推定」3千人以上含め

ニューヨーク=藤原学思
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 新型コロナウイルスの感染が広がる米ニューヨーク(NY)市は14日、検査で陽性とは診断されていないが、新型コロナの感染で亡くなったとみられる市民が3778人に上ると発表した。感染が確認された市民と合わせると、NY市の死者数は1万人を超える。

 NY市によると、14日昼までに検査を受けて感染が確認された市民は10万7263人。そのうち6589人が亡くなった。ただ、医療機関の検査態勢には限りがあり、必ずしも感染が疑われる全員が検査を受けられているわけではない。

 NY市はそのため、死亡診断書の死因に「新型コロナウイルス」「それに類する」と記された死者数を調査。3月11日から4月13日まで、医療機関で2258人、自宅で825人、老人ホームやホスピスで673人が、それぞれ検査で陽性とは診断されていないものの、新型コロナで亡くなったと推定されるという。

 ニューヨーク・タイムズによると、米国で同様の件数を公表しているのは、コネティカットやオハイオ、デラウェアの各州など、一握りに限られている。(ニューヨーク=藤原学思

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