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 2027年に品川―名古屋間の開業をめざしているリニア中央新幹線について、JR東海は一部の建設工事を中断していることを明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大が影響しているという。

 中断しているのは東京都内と神奈川県内の一部工事。緊急事態宣言を受け、対象地域で工事を続けるかどうか建設会社の意向を確認したうえで判断したという。JR東海は「今後も請負会社の意向を確認し、継続や中断について個別に判断する」としている。

 品川―名古屋間は全長286キロのうち9割近くがトンネル。「最難関工事」のひとつ、南アルプストンネルの静岡工区は地元から着工の同意が得られず、開業の遅れを懸念する声が上がっている。今回の工事中断で予定通りの開業に向け不安要素が増えた形だ。

 新型コロナをめぐっては西松建設や清水建設が、緊急事態宣言の対象地域で工事を中止する方針を示している。(初見翔)