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 富山・長野両県にまたがる北アルプスを貫く立山黒部アルペンルート(総延長37・2キロ)の除雪作業が終わり、15日、全線開通した。初日は例年、国内外から多くの人が訪れるが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で観光客はまばらで、寂しい幕開けとなった。

 そびえ立つ雪の壁の間を散策する恒例の「雪の大谷ウォーク」は、車から降りた人たちが狭い車道上に密集すれば感染拡大の恐れがあるとして中止に。観光客らはバスの車内から約500メートル続く雪の壁を眺め、写真に収めるなどした。最高地点の室堂(標高2450メートル)に到着後はスキーやスノーボードを楽しむ人たちもいた。

 アルペンルートを運営する立山黒部貫光(富山市)によると、昨年は約88万3千人が訪れたが、今年は大幅に減る見通し。担当者は「消毒液を置いたり、バス車内の換気を徹底したりして対応する。一日も早い終息を願うばかり」と話した。(野田佑介)